アスペルガー症候群やADHDの配偶者との離婚

1.アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは、会話をする能力はありますが、社会性やコミュニケーション、想像力に障害があり、自閉症に似た発達障害をいいます。先天的な障害であり、親のしつけや愛情などが原因ではなく、脳機能の障害と考えられています。
アスペルガー症候群は、女性よりも男性の割合が多く、約4分の3が男性です。
社会的なルールの理解や、場の空気を読む、相手の気持ちを理解することなどが難しく、対人関係を上手に築けません。みんなが喜んでいるときに一緒に喜んだり、相手の望んでいることを理解したりすることができず、「自己中心的」「空気が読めない」などと誤解をされてしまうこともあります。

また、車や鉄道、コンピューターなど特定のものに興味を持ち、過剰なまでに熱中することがあります。興味のあるものに関しては、異常なほどの集中力や記憶力、こだわりをみせます。規則的な行動にこだわり、決まった道順、決まった手順、決まった日常習慣など、自分が決めたルールを変えることを嫌います。違う道を通ったり、予定を変更したりすると、混乱してしまうこともあります。

2.ADHDとは

ADHDは、注意欠陥多動性障害と訳される発達障害の1つです。
特徴として、不注意(注意力・集中力が持続せず、あちこちに意識がいってしまう)・多動性(じっとしていられずに、動きが多い)・衝動性(衝動が抑えられず、突発的に行動してしまう)があり、「落ち着きがない」「集中力がない」などと周囲に誤解されやすく、叱られてしまうことがあります。

大人のADHDの主な症状は、衝動性と不注意です。社会生活においてマイナス面となることも多く、大切なものを失くしたり、約束を忘れたりして、だらしない・無責任と思われてしまいます。また、車の運転をする場合には注意力は不可欠となり、大きなトラブルの原因にもなってしまいます。

3.配偶者がアスペルガー症候群・ADHDである場合

結婚して初めて、相手がアスペルガー症候群やADHDなのではないかと考えるようになった方も多いと思います。
アスペルガー症候群やADHDは、まだよく知られていない障害であることから、あなたが配偶者に対して抱えている悩みを、人に相談しても、なかなか共感してもらえないかもしれません。
また、反対に、病気なんだから我慢しろと言われてしまうこともあるかもしれません。

しかし、婚姻生活を続けるのが難しいとお考えの場合は、あなたのほうが精神的に追い詰められてしまう前に、できるだけ早く、当事務所にご相談ください。
当事務所の代表弁護士は、刑事事件の弁護人として、発達障害などの障害をもつ方と接した経験が豊富であるため、障害の特性をよく理解しています。安心してご相談ください。あなたの立場に立って、離婚に向けた話し合いを進めていきます。

もし離婚の話し合いがまとまらず、最終的に訴訟をすることになったとしても、アスペルガー症候群やADHDであることだけで離婚の原因とすることは難しいかもしれませんが、具体的な1つ1つのエピソードや、障害以外の事情も考慮することにより、離婚が認められる可能性もあります。

アスペルガー症候群やADHDの配偶者との離婚をお考えの方は、ぜひ一度当事務所にご相談ください。

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